Wha-Dho Life in the US

アクセスカウンタ

zoom RSS 新年とともにやって来たベッツィ

<<   作成日時 : 2012/01/13 13:44   >>

トラックバック 0 / コメント 15

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!今年は辰年. . . 2012年が皆様にとって、龍のごとく飛躍する年となりますようお祈り申し上げます。

さて、子供のいない私達にとって、動物達は我が子のような愛しい存在 . . 。子鹿のマチルダが森に帰ったのち、友人達に「この辺りでは熊が出ることもあるそうだから、次は小熊がうちに迷い込んだりして!」などと冗談を語っていたところ、熊ではないものの、まるで小熊のような大型犬が家族に加わることになりました。

画像


彼女の名はベッツィ. . . かれこれ6年前、それはまだ私達の結婚前のこと。ポールが仕事のためにジョージア州からカリフォルニアのマンションへ引越さなければならなくなった際、当時子犬だったベッツィを、里親を申し出た家族に引き取ってもらいました。

その後何度もジョージア州の家族を訪れていた私達ですが、成長した今でもポールを覚えているベッツィが彼を恋しがることを避けるため、あえて彼女と再会する時間を持たないようにしていました。ところが昨年末のクリスマスをジョージアで過ごした際、ふとした事からベッツィがないがしろにされている件が判明し、憤りを覚えたポールはすぐに彼女を取り戻す交渉を里親と完了。

ベッツィが住む家に迎えに行くと、直感でポールが引き取りに来たことを察したのか、彼の胸になだれかかり歓喜するベッツィ。しかし彼女の身体からは悪臭が放たれ、毛はもつれ、本来は豊かなはずの尻尾の毛は全て抜け落ちています。

さらに食べたいだけ食べられるような自動式の餌システムを前に、精神的に鬱状態の彼女は過食症に陥り、体重オーバーのために足は曲がり、歩くこともやっとの状態でした。「こんなことになっていたなんて、、本当にごめんねベッツィ」と何度も謝るポールを見ながら、私は涙ぐむしかありませんでした。

早速ベッツィを車に乗せて義母の家に向かい、ブラッシングをしたのちに体中を洗ったものの、悪臭はまだ残っています。翌日9時間の道のりを経てシンシナティに戻り、かかりつけの獣医の診察を受けると、悪臭は皮膚病が原因であり、さらに長年身体にノミがたかっていたことから血液がウィルスに感染し、甲状腺の病気にもかかっていることが分かりました。このまま放っておけば状態が悪化し、死に至っていただろうとのこと. . . 。

「どうか手遅れでありませんように. . . 」と祈りながら、まずはドクターの指導のもと、薬の投与と低カロリーの食事、さらに一日三回の散歩を開始。すると一週間後には皮膚病が落ち着きを見せ始め、ドクターから犬用のスパに連れて行く許可が降りました。4時間かけ、全身のケアとヘアカットを終えたベッツィは、見違えるような輝きを見せて私達の前に現れました。そもそも、ベッツィの犬種であるシャイロ・シェパードは、数多くの犬の中でも一流の知性と自立心を誇り、勇敢かつ穏やかであることが特徴ですが、やっとその片鱗が蘇って来た瞬間でもありました。

とは言え、長年屋外で放置されていた結果、本来は外気を好む犬種のはずが、愛情に飢えたベッツィは一人で外にいることを嫌い、私達の姿が見える室内に居続けます。また夜も一人で眠ることを嫌がるため、階段を昇れない彼女のために、ポールはしばらくの間一階のリビングで眠り続けました。親から愛情を受けずに育つ子供のように、動物もまた、飼い主から無視をされることがどれだけ精神にダメージを与えるかを思い知らされます。


二週間を過ぎた頃、少しずつ「ここが自分の新たな家であり、ポールや志野は自分を放置することはない」という安心感が芽生え始めたのか、一人で眠ることが出来るようになったベッツィ。それでも朝起きると、愛情たっぷりのハグを要求する彼女を抱きしめるのが、新年の日課になりました。

また、生まれつき心臓病を持つ愛猫のスコッティにはストレスが大敵なため、ベッツィとの同居を危惧していたものの、二日目にはすでにお互いの存在を受け入れ始め一安心。日頃、他の猫や犬が苦手なスコッティですが、動物ならではの直感で、ベッツィが助けを必要としていることを感じたのでしょう。

そんなベッツィと散歩したり、カフェに連れて行けば、色々な人から「立派な犬ね!」「She is so beautiful!」「なんて大きな犬!犬種は何ですか?」などと声をかけられ、改めてアメリカ人の犬に対する興味深さを感じたりも. . . 。

こうして、病んだ野良犬のようだったベッツィが、健康と本来の輝きを取り戻す日もそう遠くはないように思えます。

そして昨晩、私はポールにつぶやきました。「人々の魂を救うのが私達の使命だけど、それは人間に限ったことではないのね。これからもただ、天から贈られて来る魂の受け皿でいましょう」と. . . 。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
読んでて涙が出てきました・・・ベッツィ、ポールさんと志野さんの元に戻れて本当に良かったですね。これでやっと幸せになれますよね。それにしても・・・ひどい話。まともに飼えないなら、里親引き受けなければ良かったのに!!!
志野さん、忙しい毎日ですね^^
Mariko
2012/02/09 09:38
まりさん、コメントをありがとう!実際私も、しばらく里親への怒りがおさまりませんでした。ベッツィ、すごく穏やかで今はすっかりキレイになったので、今度僕ちゃん達と会いに来てあげてくださいね♪
Shino
2012/02/09 09:39
うちのボーイズ、ホントに動物大好きなので、是非!すごく喜ぶと思います^^
Mariko
2012/02/09 09:39
本当によかった( ; ; )
これから、ベッツィは幸せいっぱいですね。生き物を大切にできない人、とても理解できません。
新しい仲間、とても羨ましいです。私も動物に囲まれて暮らしたいです!
Makiko
2012/02/09 09:40
素敵なお話〜シェアくださってありがとう!これからは安心した家族のもと、のびのびとベッツィの魂のおもむくままに暮らしていけるね! 
Yuko
2012/02/09 09:40
‎Makiさん、これまでの分を埋め合わせるためにも、ベッツィをいっぱい愛してあげたいと思います(^^)
Shino
2012/02/09 09:41
‎Yukoちゃん、真っ先に報告したのはゆうこちゃんだったけど、あの時は怒りもまだおさまらない時で、弾丸のように話してたかもしれない(汗)でも聞いてくれてありがとう!これからDog Loverの先輩として、色々教えてね♪
Shino
2012/02/09 09:41
う〜ん、なんて素敵なお犬。いいお話ですね。きっと運命ってあるんですね。うちの犬もぜ〜んぶレスキューです。雑種が一番!これ以上増えたらダンナに殺されますぅ。今度是非会いたいです。
Hiromi
2012/02/09 09:42
‎Hiromiさん、えぇ、運命ってあるんだと思います。ところで ”ぜ〜んぶ”って、計何匹ですか!? うちは主人が農場で沢山の動物達に囲まれて育ったので、本当は犬猫だけでなく、馬、牛、豚に鶏などと暮らしたいようです。私は農婦にはならないから!って言ってるんですけど、どうなることやら(笑)
Shino
2012/02/09 09:43
うちは犬が特大・中・小と3匹います。それから不思議なヒマラヤンが1匹。以前に動物病院で働いていたときに、家なき子をみるとつい・・・・。最近はSugar gliderが欲しいなあ、と交渉中です。
Hiromi
2012/02/09 09:43
‎Hiromiさん、ということは計4匹!お子さんもいらっしゃるし、大家族で楽しそうですね!

>家なき子をみるとつい・・
よーく分かります。うちの猫がストレスに弱くなかったら、もっと沢山レスキューしてると思うので!
Shino
2012/02/09 09:44
お上品マダムな志野ちゃんの農婦姿想像できないので、見たいです!
Yuko
2012/02/09 09:44
‎Yukoちゃん、私の知人の70代の女性は富士山のふもとで農婦をされてるのだけど、それはそれは素敵なライフスタイルなの。目指すはあんな感じ?あ、でもその方は農作業はされるけど、牛や豚は飼ってません(笑)
Shino
2012/02/09 09:45
良いお話しをありがとうございました。
Satoshi
2012/02/09 09:45
‎Satoshiさん、こちらこそありがとうございます!
Shino
2012/02/09 09:46

コメントする help

ニックネーム
本 文
新年とともにやって来たベッツィ Wha-Dho Life in the US/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる