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zoom RSS チャリティホームパーティーで見た『思いやりの循環』

<<   作成日時 : 2011/09/05 07:20   >>

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親しい友人のアレックスが、30代の若さにも関わらず癌に冒されていると知ったのは今年の春頃だったでしょうか. . . 同時に日本の震災が起こり、義援金を募るプロジェクトと同時にアレックス & ジル夫妻のサポートが始まり、命の尊さを身近で感じざるを得ない日々が続きました。

アレックスは抗がん剤と放射線治療で髪の毛を失ってもひるむことなく、ポールを含む友人達にスキンヘッドでの集合記念写真を呼びかけるなど、闘病を前向きに捉える姿にこちらが励まされるほどでした。(アメリカでは、がん患者の友人達が揃って頭を剃り、精神的なサポートをする傾向があります。)

またある日は、緑茶の成分が癌に効くとのことから、彼を我が家に招き、お抹茶をたてたのちに瞑想をしたりも。その後はすっかり、緑茶やお抹茶が彼らのライフスタイルの一部になったとのこと。

さらには、彼の看病と子育てに加え、銀行員として多忙な日々を送るジルのため、『ミール・トレイン』を利用して何度もディナーを届けもしました。(ミール・トレイン:「友人のサポートと地域社会の強化」をモットーに、2009年アメリカ在住の夫妻によって発足。お年寄り、手術や産後、闘病、死別、離婚後などで日々の料理がままならない人々へ、家族や友人、隣人、同僚達が登録し、リクエスト者の希望に沿った健康的な食事を交替で届ける無料オンラインシステムとして、現在全米各地で急速に浸透中。愛用者の一人は「簡単で便利な上、人間関係をより深い絆に導く温かいサイト」とコメント。HP- http://www.mealtrain.com/


そして先月、アレックスの過酷な治療も峠を越え、髪の毛も蘇ってきた頃、ミール・トレインをきっかけに私達の料理のファンになってくれたジルから、「彼の治療中にお世話になった癌患者のための組織への恩返しとして、寄付金を募るホームパーティーを開こうと思ってるの。そこに ”セレブリティ・シェフ” として参画してもらえないかしら?」との話が持ちかけられました。

当日は地元のマーケットで新鮮な素材を調達し、メインシェフとして料理好きなポールが自家製ピッツァを何枚も焼き、私は自宅の庭で採れたフレッシュバジルをたっぷりと使ったカプリサラダを始め、前菜やシャンパンをかけたレモンソルベをデザートとして振る舞いました。



ポール作のピッツァは大好評でした!
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フラワーアレンジメントは、アレックスのお母さん作
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ミュージシャンの歌声をBGMに話題がはずみます。
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子供達も一生懸命お手伝いをしていました。
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ジルが皆へ感謝のスピーチ
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先日も、交通事故で重傷を負った知人をサポートするためのチャリティパーティーへ参画したばかりですが、アメリカではこうしたパーティーやコンサートが、個人や公を問わず盛んに行われています。そしてそこでは、親切にされた人が恩返しとしてチャリティを企画するという、『思いやりの循環』が起きていることを常々実感しています。

またこうした場では、チャリティに関心の高い人が集まり、必ずといっていいほど日本の現況を心配する人に出会うため、震災後に発足した『折り紙プロジェクト』のしおりを常に持参し、そのような人々に手渡してもいます。中には、人生で私が初めて会う日本人ということもあり、「遠い国の惨事に胸を痛めていたけれど、日本人の知り合いもいないし、何をしていいか分からなかった。でも今回日本人のあなたと出会い、少しでもお役に立てることが嬉しい」と、涙を浮かべながら語ってくれる人もいるほどです。

日本の特に大都市圏では、こうした思いやりの精神が欠けているとブログに綴ったこともありましたが、震災後の日本において、今まさにこの『思いやりの循環』が生まれていることを、アメリカにいながらも感じています。先の見えない長い復興の道のりの果てには、これまで見失っていた日本人の和の心も復活し、きっと温かな未来が待っていると願ってやみません. . . .

そして翌朝、昨日のチャリティで寄付した額と同額の金額が、思わぬ場所から私達の口座に振り込まれることとなり、ギブ & テイクの不思議な循環をかいま見たのでした。


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コメント(14件)

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しのさん、素晴らしい愛の波動が拡がっているのですね。私達日本人も見習うべき部分だと思い、ツイッターでお知らせしました。

志野さんはどんどん根付いていきますね。
本当に、貴方の存在を、誇りに想います。
sana
2011/09/06 23:39
sanaさん、コメントとTwitterでのお知らせをありがとうございます!

日本から見守ってくれる家族や友人達がいるからこそ、こちらにグラウンディングして、しっかり自分の人生を生きなきゃと思います。私もいつもsanaさんの活動に励まされていますょ〜!
Shino
2011/09/12 01:32
Pay it FWDですね!素敵な前向きな思いやりの循環・・・余談だけれどポールのピッザはホンマニ!!!!美味しい。ありゃ凄い。
Yuko
2011/09/12 01:33
先日Yukoちゃんが我が家で賞味したピッツァはready madeのものだったけど、今回のはもっと本格的でずっと美味しかったので、リベンジにまた遊びに(食べに)来てね :D
Shino
2011/09/12 01:33
思いやりが世界を回っていたら、なんてピースフルな未来になるでしょう?!難しく考えず、シンプルに、隣の人を思いやる、ただそれだけで、その思いがつながり、広がっていくはずです。そうやって、海で隔てられてはいるけど、志野ちゃんと私もつながっていると思いたい。。。。we are all connected.
Yoko
2011/09/12 01:34
>難しく考えず、シンプルに、隣の人を思いやる、

そうなんですよね。何も大規模なチャリティ活動を行わなくても、今自分にできるちょっとしたことをするだけで、ハッピーの輪が広がってゆく. . .

アメリカは開拓時代からの支え合い精神が根付いているためか、見知らぬ人に親切にされ、思わずホロリとしたこともあります。

Yes, we are all connected!
Shino
2011/09/12 01:34
そうね!we are all connected..という考え方はラコタ族のmedicine womanからの教えであり、日本の八百万の神さまの教えにもつながっていると、思う、東京インディアン。志野ちゃんにありがとういっぱい!です
Yoko
2011/09/12 01:36
Yokoさん、ラコタ族と日本の八百万の神さま、、ネイティブアメリカンと神道の教えには共通する部分が多いですね。

こちらこそ、憧れのようこさんに沢山の感謝を贈ります!
Shino
2011/09/12 01:37
すごいですね。shinoもアラン・コーエンのような境地にもはや差し掛かっていると感じます。。そろそろ、実際に起きていること見たこと感じていることを、日本語の本に書くべき時が来ているのではないでしょうか? shino自身の。アランコーエン式のジャンル本。こないだのm子嬢の慌ただしい一幕でも、やはりshinoの存在は日本でこそ必要とされているとすごく痛感&実感したし、他にそういうメッセージをまとめられる書き手は、書店をいくらみまわしても、日本にはいないし(米国にはまあいるのかもだけどね)。
Yuta
2011/09/12 01:38
Yuta、なるほど . . . 私にとっては感じたことをそのまま書いているだけなのだけど、確かにそれが日本の(特に大都市圏)の人々の心に響くというのは、子鹿のレスキューのブログの反響でも感じました。

東京での多忙かつcoolなライフスタイルを経験したからこそ、今のこうしたスローライフに感謝できる. . . せっかくライターとして活動させていただいているのだし、さらに形にして行けるよう精進します。貴重なアドバイスをありがとう!
Shino
2011/09/12 01:39
今回の震災で感じたのは海外の方の行動の速さとハート。逆に恩返ししないとと思いました。とても素敵なエピソード、ありがとうございます。
Masaaki
2011/09/12 01:58
Masaakiさん、その「恩返ししたい」というシンプルな気持ちが、世界をもっとまぁるくしますよね。こちらこそありがとうございます!
Shino
2011/09/12 01:59
アレックスは私が去年会った彼ですよね?お二人で支えあってガンを克服されたのですね。強い愛があれば様々な困難を克服できると思います。ガンは一生付き合うものと言われますが、たとえそれが克服されなかったとしても、愛は必ず心を救うように感じます。今後も「思いやり」の輪が広がり続ければいいですね。
Hiroko
2011/09/20 07:47
Hirokoさん、そうです。うちに可愛い子供達を連れて遊びに来たあのアレックスです。ガンを全て克服できたわけではないですが、峠は越えたとのこと。でもまだまだ大変です。なぜあんなにハッピーで愛に溢れたファミリーが、、とも思うけれど、その愛がさらに深まるための過程と信じて、私達もサポートし続けたいと思います。
Shino
2011/09/20 07:48

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