Wha-Dho Life in the US

アクセスカウンタ

zoom RSS イースターパーティーで考えさせられた、日本人の宗教観とは!?

<<   作成日時 : 2010/04/08 03:37   >>

トラックバック 0 / コメント 4

我が家の周辺では、水仙やマグノリアの大木に花が咲き誇り、森の木々達は日ごとに緑を増し、生命の躍動感を感じる日々が続いています。 そんな春の週末、友人夫妻から、イエス・キリストの復活を祝うイースターのディナーに招かれました。

Happy Easter!!!
画像


ディナーの場では、私以外は全員がカソリック系のクリスチャンだったため(現在ポールは無宗教ですが、教会で洗礼を受け、カソリック教徒のコミュニティで育ちました)、自然と私に様々な質問が向けられることに。。。これまでも何度も聞かれて来たため、必要に迫られてリサーチをするようになりましたが、やはり英語で説明するのは至難の業です。例えば、、、

「志野は仏教徒?」→「No. でも仏教の教えには学ぶことも多いし、日本社会は仏教に深く根付いている。」

「日本人の宗教は何?」
「日本での仏教と神道を信じる人々の割合は?」
「日本でのキリスト教の位置づけは?」

→ 「政府の統計によると、神道系が約1億700万人、仏教系が約8,900万人、キリスト教系が約300万人、その他約1,000万人、合計2億900万人となり、日本の総人口の2倍弱の信者数になる。 とは言え現代の日本人の大多数は、実際にはいわゆる宗教儀礼に参加してはいるものの、特定の宗教組織に対する帰属意識は薄く、自分のことを無宗教と考える日本人が多い(2005年の世論調査ではその数75%)。ただし多くの日本人は神や仏の存在を否定しているわけではなく、何かしらそのような存在を信じている。」

また、日本では一般的な振る舞い、、たとえば 「子供が生まれた時にはお宮参りをし、お葬式はお寺で行い、クリスマスにはカップルがレストランでディナーをし、年始には初詣に神社に出かけ、結婚式はホテル内や海外のチャペルで挙げる」などと言うと大混乱を招くので、言葉を選びながら、誤解を招かないように説明しなくてはなりません。 実際、私の家族を例に挙げても、「父方は仏教系、母方はクリスチャン系、娘の私はプロテスタント系の高校に通い、弟はカソリック系のミッションスクールに通っていた」などと言おうものなら、「???」との反応は目に見えています。

しかし、このような一見節操の無いように映る日本の中で、一つの宗教や組織に属さずに育ったからこそ、今の私は他者や他の宗教に対して寛容にいられるのではとも思います。高校時代、毎週校内のチャペルで行われた礼拝での経験は、大切な学びの時でしたし、また自分自身の中に、神道などに見られる日本古来の「八百万(やおよろず)の神」を崇める宗教観が根付いているからこそ、木や石や身の回りのモノ達の中にスピリット(神)を見出し、その中で生かされていることに感謝できるのだとも思うのです。


そんな折り、江戸時代の思想家、二宮尊徳(通称、二宮金次郎)の言葉に出会いました。

「世の中に本当の真理はただ一つしかないが、その真理に近づく入り口はいくつもある。神道、仏教、あるいは仏教でも天台宗、浄土宗、真言宗などいろいろあるが、これらは何れも、いくつもある真理への入り口に付いている小道の名前に過ぎない。例えば富士山に登るのに、吉田から、須走りから、須山から、それぞれ登れるが、最終的に頂上に至れば同じ所である。これを、違う目的に到達できる別々の道がある、と考えるのは誤りである。入り口が幾つもあっても、最終的に到達する場所は一つである。それは誠である。ところが世の中では、これらを別々な道であると言い、真理が幾つもあるように言っている。」

うーん、なるほど。。。現代に置き換えるなら、「神道、仏教、、」の後に、キリスト教やイスラム教などが続くところでしょうか。。。


それにしても、日本に暮らしていた頃は、海外旅行を堪能し、外資系の会社に勤務し、外国人の友人を持ち、いつも『外』へ意識が向いていたものでしたが、こうして今まで深く考えることのなかった事柄に直面し、『 海外に暮らすと言うことは日本を深く知ること』なのだとしみじみ思うようになりました。

『ふる里は、遠きにありて想うもの』と言うよりは、『ふる里は、遠きにありて知るもの 』でしょう。

私の『日本を知る旅』は、まだ始まったばかりなのかも知れません。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
しのさん、御久し振りです。
写真からも、すっかり馴染んでいる感じが伝わってきます。そして日本を離れ、その距離感から、さらに日本を見て行く事を一周り大きく学んでいるのですね。
いつも成長し続ける志野さんを誇りに思いますよ〜。
sana
2010/04/08 22:34
sanaさん、お久しぶりです!

>写真からも、すっかり馴染んでいる感じが伝わってきます。

そうですね。おかげ様でだいぶアメリカ生活に慣れて来ました。
周囲には私のように母国を離れて暮らす人も多いのですが、皆が母国への誇りを保ちながらも、柔軟に力強く生きている姿を見て学ぶことも多々あります。

いつも日本から見守って下さってありがとうございます!!!
Shino
2010/04/09 00:34
ある専門学校で授業をおこないました。もともと自分たちで立ち上げた縄文に関わるNPOjomonismのスタッフと、「日本の萌え」の源流には実は日本独自の宗教観や社会性の、世界的にも希有な価値観が横たわっている。。。かもね。という内容。
そこで、熊野古道の話しが出ました。吉野にはひとつの山を、神道と仏教、それに修験道の3つの宗教が霊場として守って来た場所が有ります。
同じような場所が、世界にもありますね?
でも、そこでは同じ起源を持つ宗教同士が、長年にわたり争いをしています。。。という様な話しです。

七福神の中には、実は日本を起源とする神様は、実は恵比寿と大黒の2人しかいません。この二人も、大黒はヒンドゥーにも起源を持ち、恵比寿も海洋系の神の血を引くとも言われます。
八百万って、たぶん今まで日本にやってきた世界中の神様を含んでいるのではないかと思います。
日本人は、神様が居るってことや、人智を越えた物事が存在する。ってことを知っている。。っていう宗教観なんじゃないかなと思います。

まあ、もう少しそういうことをちゃんと普段から考えときなさいよ。って気もしますが、

世界の人から見れば???って説明でも良いのではないかって気はしますけど。。
先日
2010/04/12 23:00
RYOさん(ですよね?)

とても貴重なコメントをありがとうございます。
私も授業に参加させていただきたかったです。

>日本人は、神様が居るってことや、人智を越えた物事が存在する。ってことを知っている。。っていう宗教観なんじゃないかなと思います。

本当にその通りだと思います。

>世界の人から見れば???って説明でも良いのではないかって気はしますけど。。

そうなんですよね。でも議論好きの彼らが???となると、そこからさらに奥深い質問が飛び出すので、、もっと英語が堪能ならと思います。
私達日本人にはすんなりと納得できることも、「全く分からん」状態になったりもするので、、。無理に分かり合おうとせず、ただお互いの価値観を尊重し、受け入れることって大切ですね。


Shino
2010/04/14 00:55

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
イースターパーティーで考えさせられた、日本人の宗教観とは!? Wha-Dho Life in the US/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる