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zoom RSS 映画『Vicky, Christina, Barcelona(それでも恋するバルセロナ)』

<<   作成日時 : 2009/07/05 00:21   >>

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以前、機内の小さなスクリーンで観たウディ・アレンの新作「Vicky, Christina, Barcelona」の世界にしっかり浸りたいと思い、DVDを借りましたが、久々に映画らしい映画を堪能できた思いです。。。画面いっぱいに瀟酒なスペインの街が現れ、気づくとウディの世界に引き込まれていました。

演じるのは、私の大好きなペネロペ・クルスとスカーレット・ヨハンソン。ペネロペはこの作品で、第81回アカデミー助演女優賞を受賞しました。そして3人の美女の間で揺れる男性を演じるのは、スペイン人俳優のハビエル・バルデム、、アカデミー助演男優賞を受賞した前作「No Country for Old Men(邦題:ノーカントリー)」で見せた癖のあるサイコキラーとは打って変わり、スペイン版ジョージ・クルーニーとも言えるような、渋く影のあるアーティストを演じています。

ストーリーはアメリカ人であるスカーレット・ヨハンソンとその親友が、夏のバカンスを過ごすためにスペインを訪れるシーンから始まります。ガウディの建築に代表される美しいバルセロナの街を背景に、男と女、女と女が、危険でかつ軽やかな人間模様を繰り広げ、そこにはかつてウディ・アレンが自身の養女と恋に落ち、スキャンダルをよそに結婚に至った彼の人生も垣間見えるように思えました。世間のタブーをよそに、自分の本性に正直にしか生きられない男女の姿は、ウディそのものでもあるかのようです。

それにしても、、ウディ・アレンがこのような映画を撮るとは予想外でした。彼は前作「マッチポイント」にもスカーレット・ヨハンソンを起用していましたが、最近の作品では、以前のシニカルで理屈っぽいウディ調が影をひそめ、まるで往年のベルトルッチ映画のような濃厚でスタイリッシュな仕上がりに、、。スカーレットという若く妖艶な美神の登場により、ウディの才能が息を吹き返したかのようです。

改めて、ウディ・アレンは興行成績を上げるために大作を撮るハリウッド監督ではなく、「作りたい映画しか作らない」、いえ「作れない」芸術家なのだと思いました。多くのフランス人監督がそうであるように、ミューズ(芸術の女神)となる女優がいて初めて映画が撮れる、といったような。。。

本作「Vicky〜」では、そのスカーレットを遥かに上回る勢いで、ペネロペ・クルスが熱演しています。彼女の母国であるスペインという土壌を味方にしては、官能的なアメリカ女優も存在感を奪われてしまうかのよう。。。


日本では、「それでも恋するバルセロナ」のタイトルで、6月末より全国ロードショーがスタートしています。 

日本語版公式サイト : http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/

英語版公式サイト :http://www.vickycristina-movie.com/

New York Times : ペネロペ・クルスのインタビュービデオ


この映画を観て、またいつか、国全体が美術館のようなあのスペインの街を訪れたくなりました。。。

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コメント(4件)

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比較的歴史の浅いアメリカやオーストラリアにいると,町中に歴史が漂うヨーロッパに魅了されますよね。
早速DVDチェックしてみます!!
ゆか
2009/07/05 09:22
本当にそうね。
この映画を観たら、またヨーロッパ熱が再発して来ちゃいました。
DVD観たら、ゆかの感想も聞かせてね!

Shino
2009/07/06 21:57
昨日この映画観てきましたよん♪

なるほど、スペインの街並みもすごくきれいに
撮れてるし、
出てくる家のインテリアもすっごく素敵でしたね!
ギターのライブのシーンも素敵で
あんなライブ行ってみたーいと思いました。

美女が出ていて、かつインテリアとか服がおしゃれ
な映画は内容にかかわらず好きです(笑

ペネロペは美しいだけでなく、演技力もある
女優さんなのですね。本当にこんな人なんじゃないか
と思わせるほど迫力ありました。
あの、シャッターの前でペネロペがポーズして
いるシーンは、なぜかゴダール監督の
「女と男のいる舗道」のアンナ・カリーナが舗道で
立っている映像(志野さんならピンとくるはず)
を思い出しました。

ウディアレンはやっぱりニューヨークか、
そうでないならヨーロッパの人ですね、やっぱり。
カリフォルニアのビーチにいるところなんて
想像できません(笑

ところでこの間、ペドロ・アルモドバル監督の
「オールアバウトマイマザー」を
観たのですが、この映画でもペネロペは
可愛かった♪♪
清楚な役なのにやっぱり小悪魔ビューティー(^^
ペドロ・アルモドバル監督の映像も
カメラワークがかっこよくて良かったです。

。。。コメントがついつい長くなってしまいました。

ではでは。

PS 長くなったといいながら追伸(笑
関係ないんですけど、カレンマルダー
逮捕されちゃいましたね。。。
全盛時代、気品のあるブロンド美女で
けっこう私の好きな雰囲気の人だったのに、
とっても残念。。。
Eve
2009/07/23 18:26
Eveさま

> シャッターの前でペネロペがポーズしているシーンは、なぜかゴダール監督の「女と男のいる舗道」のアンナ・カリーナが舗道で立っている映像(志野さんならピンとくるはず)を思い出しました。

確かに!! さすがEveさんだわ。
ウディ・アレンも意識して撮ったのかもですね。

> この間ペドロ・アルモドバル監督の「オールアバウトマイマザー」を観たのですが、この映画でもペネロペは可愛かった♪♪

この映画はずいぶん前に観てあまり覚えていないのですが、スペイン時代のペネロペは、今よりもっと素朴 &野性的で、結構好きです。今も美しくて好きだけれど、ちょっとハリウッド色が強くなり過ぎて。。。なので、今回の映画は彼女の故郷のスペインが舞台だったので、本領発揮という感じで嬉しかったです!

> PS カレンマルダー逮捕されちゃいましたね。。。
> 気品のあるブロンド美女の雰囲気がけっこう好きだったのに残念。。。

これまた、さすがEveさんなニュース!
知らなかったです。 今グーグルして、今回の逮捕の原因や、彼女の精神病院生活や自殺未遂の件などを知ってショックでした。。。カーラ・ブルーニとは対極の人生、、。
でもこうやって周囲の人が注目して期待して比較するから、いつまでも全盛期の美貌と名声を保とうとして、おかしくなっちゃうのかも知れないですね。うーん、考えさせられます。。。

Shino
2009/07/24 13:29

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